Biozipcode™とは、薬や診断用プローブに「細胞専用の郵便番号」を付与することで、狙った細胞だけに正確に届けるペプチドベースのドラッグデリバリー技術です。
この技術では、20種類のアミノ酸の組み合わせから7桁のペプチド配列を設計します。理論上、その組み合わせは13億通り以上にもなり、その中から特定の標的細胞だけが認識できるコードを選び出します。
薬剤や診断プローブにこのコードを付加すると、それらは血液や脳脊髄液中を循環しても、他の組織とはほとんど反応しません。そして、標的細胞に到達したときだけ、細胞膜上の受容体がこのコードを認識し、細胞内への取り込みが始まります。
その結果、必要な場所にだけ作用させることができ、治療効果を最大化しながら副作用を最小限に抑えることが可能になります。
現在、Biozipcode™は以下のような幅広い分野での応用が検討されています。
- 糖尿病治療(異常化した造血幹細胞=糖尿病幹細胞のリセット)
- 低毒性のがん・自己免疫疾患治療
- 超高精度なバイオマーカー検出・診断技術
Biozipcode™は、従来の「全身に効かせる治療」から、「本当に必要な細胞だけを狙う次世代医療」へと進化させる中核技術として注目されています。

