従来の糖尿病治療は、多くの場合、血糖値をコントロールし続けることを中心に設計されています。たとえば、食事療法・運動療法・内服薬・インスリン注射などにより、血糖値を安定させ、合併症を防ぐことが主な目的になります。

一方で本プロジェクトが目指す治療は、血糖値の調整だけにとどまらず、糖尿病を引き起こし、再発の連鎖を作っていると考えられる根本原因(異常な幹細胞)そのものにアプローチする点が大きな違いです。

具体的には、糖尿病の原因として注目されている糖尿病幹細胞(異常な造血幹細胞)を標的にし、正常化または除去することで、病気のループを断ち切り、完全寛解(完治)の可能性を目指します。

つまり、従来が「症状と数値を管理する医療」であるのに対し、本治療は「原因を断ち、再発しない状態をつくる医療」を目指すアプローチです。